山形県庄内町のご紹介

メニュー

オンラインショップへ

ブログ

庄内町でしそ巻きづくりに潜入!

髙橋さんしそ巻き

 

あなたの思う「おふくろの味」は何ですか?

 

庄内の郷土料理の中でも多くの方に愛されるしそ巻きを

幼いころを思い出し、おふくろの味と懐かしむ人も多いのではないでしょうか?

 

しそ巻きとは味噌を青しその葉で巻いて油で揚げたもので、

東北地方では多くの地域で食べられています。

庄内でも家庭の味として親しまれています。

 

庄内町の農家である髙橋路子さんが作るしそ巻きは地元でもファンの多い逸品。

庄内なんでも屋では、おふくろの味しそ巻きとして2串入から販売しています。

お土産用にはもちろん、地元の人たちも買い求めて食べています。

庄内なんでも屋の実店舗であるなんでもバザールあっでばでも人気の商品です。

 

今月は髙橋さんのしそ巻き作りを覗かせていただきました。

 

原料から手作り

髙橋さんのしそ巻き作りはしその葉を自ら栽培することから始まります。

 

土づくり・種まきから始まりしその葉を自らの手で栽培・収穫し、

味噌を練って、巻いて串に刺し、揚げてパックに詰める製造・加工、

さらに出荷・納品まですべての作業を髙橋さん一人で行っています。

 

ダリアのブログでも書いたようにしその葉も土づくりが大切。

ハウス栽培の為、毎日の水やりも水を多くやりすぎないよう注意しているそう。

髙橋さんに一番大変な点を聞くと、「やっぱりしその葉づくりが大変」と。

工夫をして手間をかけてもその時その時でしその葉の出来が異なるのが難しいところだそう。

しその葉の栽培から行う髙橋さんだからこその悩みですが、

今ではなかなか原料から手作りする生産者も少なくなってきています。

 

しそ巻きの味噌

 

髙橋さんのしそ巻きは高橋さんがお母さんから受け継いだ正真正銘の「おふくろの味」です。

 

味の決め手である中の味噌は鶴岡市の藤島で米と大豆から手作りされている味噌と

砂糖・白玉粉・細かく砕いた白ごまを混ぜて練ります。

砂糖を多めに入れて練る味噌こそ髙橋さんがお母さんから受け継いだ家庭の味で、

他にはないこの甘めの味噌が髙橋さんのしそ巻きが子供にも好かれる理由です。

 

葉の茎に近い部分に味噌を乗せて手前に(先端に)向かって両手を使い巻いていきます。

左手で味噌を抑えながら右手でクルクルっと手前に巻き、5秒程で1個巻きあげます。

味噌の量は決まっているのか質問したところ、

「巻いて串に刺し終えた時に1串(1串にしそ巻き4個)21g~22gになるように目分量で大体で巻いている」

と笑いながら話してくれたので実際に一つ選んで計ってみるとぴったり21g。

笹巻の取材の時に感覚で重さを統一できることに感動したのが蘇ってきて、

やはり長年の感覚は機械よりも正確だと感じました。

葉の芯を串で刺すように気をつけると揚げる時に串から外れにくいそう。

これも作る時の工夫の一つで昔ながらの知恵です。

 

しそ巻き

 

揚げる時は揚げすぎて黒くならないように様子を見ながら、

味噌にしっかりと油が通るよう心掛けて揚げています。

こちらも時間を計るのではなく感覚で。

一番いいタイミングで油から上げているので綺麗な深緑のパリパリ食感のしそ巻が出来上がるのです。

熱を逃がして油をきってパック詰めし、翌日朝早く産直施設に納品となります。

賞味期限は2週間ですが時間が経つと固くなり、油くさくなってしまうため

出来るだけ早く食べてもらいたいとのこと。

 

おすすめの食べ方

ここでワンポイント!

しそ巻きは常温保存をする際、ラップはふわっとかける程度で

空気に触れさせてあげた方がパリッとした食感を保てるのだそう。

長期保存したい場合は冷凍も可能。

解凍は電子レンジで10秒程温めてすこし置いておくだけです。

長く電子レンジで温めてしまうと柔らかくしなっとなってしまうので10秒がポイント。

お父さん方にも人気で酒のつまみに合うそう。

さらにしそ巻きをおにぎりの具にしてあげると孫が喜んで食べるとの声も。

 

しそ巻き前後

 

揚げる前と揚げた後ではこんなにも大きさが違います。

揚げた後は約半分くらいの大きさになります。

 

髙橋さんにどんな人にしそ巻きを食べてもらいたいか質問したところ

「地元の年寄りの方々に喜んでもらえるようにと思ってしそ巻きを作っている」

と答えていただきました。

自分たちでしそ巻きを作る方も多いその世代に喜んでもらえるように作っていると聞いて、

その思いが食べる人にも伝わり、地元でこんなにも愛されているんだと感じました。

世間一般に広める為ではなく身近な人に喜んでもらえるように。

昔からの味が今もずっと残っているのはこの思いがあるからなんだなと気づかされました。

 

髙橋さん加工場

 

 

取材に行った担当も実はしそ巻きがあまり好きではなかったけれど、

髙橋さんのしそ巻きを食べてからしそ巻きそのものが好きになりました。

家族みんなで食べられる”おふくろの味”

髙橋さんのしそ巻きをお取り寄せできるのはここ庄内なんでも屋のサイトだけ。

多くの方に味わってもらえればと思います。

 

庄内なんでも屋は県内外の皆様に庄内平野の豊かな恵みが育んだ食と文化をお届けしてまいります。

TwitterFacebookにて、ほぼ毎日特産品市場庄内なんでも屋と

産直施設なんでもバザールあっでばの情報を更新しています。

さらにInstagramでも情報発信中!

山形県庄内地方の食と文化をこれからも発信していきます。

ECサイト担当 S

この記事で紹介している商品のご購入はこちら