はらぺこファームのブラックベリー・ラズベリー畑にお邪魔しました！
庄内町のはらぺこファーム高橋さんから、
ブラックベリーの花がちょうど咲いているよ！と聞いて、
いてもたってもいられずブラックベリーの花を見に畑にお邪魔してきました。
はらぺこファームにお邪魔したのは2回目。
2年前に伺った際はブラックベリー畑を見学したのですが、
今回はラズベリー畑も見せていただきましたよ。
ブラックベリー
はらぺこファームの高橋さんにブラックベリーと並んで写真を撮らせてもらったのですが、
写真でもわかるようにブラックベリーの木は人の背を超える高さまで成長します。
低い位置からも高い位置からも枝が伸び、青々しい葉が沢山生え、
薄ピンク色の花とまだまだ青く小ぶりな実がついていました。
「だいたい1カ月くらいで緑色のまま実が大きくなり、
赤色になってから完熟して濃い紫色になって収穫をむかえるんだよ」と教わりました。
取材に伺ったのが6月末なのでちょうどこの記事が公開になる7月下旬～8月には収穫を迎えている頃です。
場所によってはほんのり赤くなり始めている実もあり、
摘み取った実が、ブラックベリーソースやジェラートとして味わえる時期が今から楽しみです。
ブラックベリーは完熟すると茎からそのままポロっと取れるんですよ。
ブラックベリーは冷凍しても味が落ちないので、
収穫時期を迎えると日々手作業で収穫を行い2kgずつ洗って冷凍保存をしているのだそう。
ブラックベリーは完熟しても生で食べると酸味と渋みがあるのですが、
手を加えてソースなどに加工することで酸味が抑えられ、
ブラックベリーが持つ甘み・旨味が増して食べやすくなるんです。
ラズベリー
ラズベリーの木はブラックベリーに比べると背が低く、
葉や実も一回り小さめで可愛い見た目をしています。
一見ブラックベリーと同じような実の付き方ですが、
ラズベリーは青々しい緑色の実から徐々に黄色くなり、
そこから少しずつ赤く色づき柔らかくなっていきます。
ブラックベリーと比べると枝から垂れ下がるように実をつけるのも特徴的。
ラズベリーは７月に収穫をむかえます。
完熟すると真っ赤に色づき、手で簡単に果実だけを取ることができます。
芯からポロっと取れるので、収穫したラズベリーは真ん中に穴が開いているように見えるのです。
以前のブログでブラックベリーを無農薬で栽培していると紹介しましたが、
はらぺこファームではラズベリーも無農薬で栽培しています。
「1粒取って食べてみていいよ」と言っていただき、
お言葉に甘えそのまま生で1粒口に入れてみてびっくり！
なんと全然酸っぱくないんです。
さわやかな甘さと香りが広がり後味にほんの少しだけ渋みが感じられます。
完熟しているので果肉(粒)は柔らかく、パクパクと食べたくなるフルーティーな味わい。
無農薬なので安心して口に入れることが出来ます。
この完熟ラズベリーをはらぺこファームではフルーツソースに加工しています。
生でもとても美味しいのでソースに加工するのは勿体ないんじゃないかと思ってしまう程。
ラズベリーソースを作る際に使用するのは完熟ラズベリーと洗双糖のみで、
1回の製造で8kgのラズベリーを加工するそう。
材料が2つだけなのでソースはゆるめですが、
一般的に販売している甘いジャムなどと異なり、果物そのままの美味しさを味わっていただけます。
また、実だけでなくラズベリーの葉っぱも乾燥させることで商品になるんです。
乾燥させたラズベリーの葉を紅茶に混ぜることで「ラズベリーリーフのお茶」として販売しています。
このラズベリーリーフのお茶ではラズベリーの甘い香りが楽しめます。
ラズベリーリーフには「フラガリン」という成分が含まれ、
この成分が血管や子宮を収縮させる効果がある為、女性の味方とも呼ばれているんです。
はらぺこファームの高橋さんは就農して20年目を迎えたそう。
苦労もあって大変だけど楽しい！と地元に誇りを持って農業と加工・製造を行っています。
見学に行った際も楽しそうにブラックベリーとラズベリーの紹介をしてくれて、
すごく愛情を持って栽培しているんだな というのが伝わりました。
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