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郷土料理として愛される「塩納豆」

庄内なんでも屋では現在約800商品を取り扱っています。

その中でも特に人気があるのが加藤敬太郎商店の酒田納豆塩納豆です。

特に塩納豆は珍しいようで、全国からお取り寄せの注文が絶えません。

テレビ番組や雑誌で取り上げられ知名度も高くなってきている今話題の食品です。

今回は加藤敬太郎商店の7代目にあたる秋田社長から塩納豆について教えてもらいました。

 

加藤敬太郎商店について

山形県酒田市で1788年(天明8年)より納豆製造を行っています。

230年を超える歴史があり、現在庄内地方で納豆を製造している唯一の企業です。

国内で納豆を長年作り続けている企業を調べてみると、

200年以上続いている納豆メーカーはほとんどありませんでした。

 

加藤敬太郎商店を代表する酒田納豆は鳥海山と海、船が描かれている真っ赤なパッケージが印象的。

粒の大きさは大きめで中粒ほど、原料は国内産大豆にこだわり手間暇かけて作られています。

混ぜると香りが強くなり、粘りも混ぜれば混ぜるほどに生まれます。

納豆独特の臭みが抑えられているので大豆の旨味を感じられます。

タレがついていないのが特徴で、自分の好きな食べ方・味付けで食べられます。

山形の郷土料理納豆汁にすり潰して使用すると酒田納豆の旨味と香りの良さが特に感じられます。

庄内の食には欠かすことの出来ない納豆です。

 

塩納豆

塩納豆とは塩漬けにした納豆と麹、昆布を混ぜたもので酒田市の郷土食の一つです。

庄内ではご飯のお供として親しまれていて自宅で手作りする人も少なくありません。

手づくり用に塩納豆用に乾燥させた納豆昆布(刻み昆布)がスーパーで常時手に入るほど。

庄内なんでも屋でも大量買い・リピート買いする方が多く、

一度食べたらやみつきになってしまう美味しさです。

 

 

子どもの時から塩納豆を当たり前のように食べていたECサイト担当ですが、

今回秋田社長に教えてもらって「塩納豆は今と昔では少し違っていた」ということに驚きました。

冷蔵庫が普及していない時代は塩を用いて食品を保存する塩蔵保存が行われていて、

納豆を塩漬けにして保存していたものが塩納豆のはじまりと言われています。

昔は現在のような見た目と食感とは異なり、

塩辛さを和らげる為に塩漬けの納豆に米糀を混ぜた固作りと呼ばれる製法で作られていました。

固作りの塩納豆を食べやすくするために時間と手間をかけて米糀から甘酒を作り、

その甘酒を納豆と混ぜることでとろみの中にも糀の粒感がおもしろい独特の食感が実現しました。

さらに粘りが欲しいとのことで5代目が切昆布を加えて、

少しずつ変化をしながら現在知られている塩納豆の姿となりました。

加藤敬太郎商店で現在と同じ塩納豆の販売を始めたのが昭和55年頃。

そこから40年弱郷土料理・お土産として愛され続けています。

塩納豆はしょっぱいだけでなく糀の甘さも特徴で女性や子供も食べやすい味わいです。

今では関東でも大手スーパーや山形県のアンテナショップで塩納豆を手に入れる事が出来ます。

 

ここ数年は料理にアレンジしやすいこともあり、ひきわり納豆も人気が出てきているそうです。

1回で食べきれるサイズの納豆も欲しい、タレも欲しいというお客様の声もあり、

現在は丸カップの商品やタレ付きの商品も販売しています。

正田醤油から化学調味料不使用のたれを酒田納豆専用に作ってもらっているとのこと。

秋田社長の話を聞いていて、加藤敬太郎商店は長い歴史がありますが、

少しずつ時代の変化に合わせて商品も変わってきているんだと感じました。

 

200年以上受け継いできた納豆づくりをこれから先も継いでいくこと、

守っていくことに一生懸命取り組みたいと話してくれました。

 

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ECサイト担当 S

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