山形県庄内町のご紹介

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新米の季節がやってきました!

秋は実りの季節です!9月10月はなんといっても新米の季節!

中でもここ山形県庄内地方は日本でも有数の米どころです。

そこで今月は庄内町の農家阿部耕祐さんの田んぼに足を運びました!

 

庄内町は美味しいお米のふるさと

庄内平野のほぼ中心に広がる庄内町。

最上川を筆頭に立谷沢川などの河川には霊峰月山のミネラル豊富な雪解け水が流れ込みます。

立谷沢川から水をひく北館大堰という水路が1612年に完成したことにより、

栄養豊かな土壌に良質な水が流れ、

昼夜の寒暖差が大きい気候も影響して稲穂が旨味を蓄えるのです。

この庄内町の豊かな自然環境が美味しいお米が育つ大きな理由となっています。

 

庄内町発祥の亀ノ尾

庄内町は現在の美味しいお米のルーツである亀ノ尾発祥の地です。

亀ノ尾は現在の美味しいお米コシヒカリやササニシキ、はえぬきの父にあたる品種で、

交配親としてその遺伝子を現在まで引き継いでいます。

 

亀ノ尾は現在の庄内町小出新田に生まれた阿部亀治によって明治30年に誕生。

昭和に入ると多肥多収の新品種が次々と作りだされたことにより、

公からその姿を消してしまいましたが

庄内では現在まで3軒の農家の方が亀ノ尾を守り続けてくれています。

そのうちの1軒が今回伺った阿部耕祐さんで、

耕祐さんは阿部亀治の子孫で亀治の玄孫にあたります。

亀ノ尾は現代の品種に比べ稲の背がとても高く倒れやすいことから作る人が減り、

耕祐さんも「はえぬきなど他の品種と比べて作るのが大変で、

倒伏させないように水と肥料の管理に1番気を付けるのが亀ノ尾」と言います。

 

耕祐さんが収穫したばかりの亀ノ尾を籾摺りして見せてくれました!

籾から外れた玄米はぷくっと丸みを帯びた姿で真っ白ではなく黄色みがかった白色で、

光が当たっている部分はかすかに透けているのがわかります。

 

 

耕祐さんの亀ノ尾は庄内町の鯉川酒造や鶴岡市の渡會本店の日本酒に使用され、

亀ノ尾を使用したクラフトビールタートルエールにもなるなど主に酒米として流通しています。

亀ノ尾は食用米としても注目され、庄内なんでも屋で注文することができます。

しかし食用米としての流通は少ない為、毎年数量を限定しての出荷となります。

美味しいお米のルーツ米亀ノ尾をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

 

はえぬき

耕祐さんは約500アールの田んぼで米づくりを行っていて、

亀ノ尾の他にもはえぬきと雪若丸とつや姫を栽培しています。

取材に行った時は丁度はえぬきが刈り取り寸前ということで、

穂先まで綺麗な黄金色の稲穂を間近で見ることが出来ました。

 

はえぬき

 

稲が黄色で、穂先まで茎が茶色になり乾燥しているのが見てとれます。

取材に行ったのは午前中だったのですが、午後からでも刈り取ろうかという話をしていたので、

写真に写っているのは本当に刈り取り直前のはえぬきなんです。

はえぬきは亀ノ尾と比べると背が低く比較的作りやすいそう。

 

つや姫

このつや姫の写真ですが、上のはえぬきと同じ日に撮った写真です。

 

 

見比べると比べるとまだ葉や茎が青々としていて、

穂先もこれから色づく段階ではえぬきとの違いは一目瞭然でした。

耕祐さんのつや姫は節減対象農薬の使用が5割減、化学肥料の窒素成分量の5割減で栽培され、

山形県の特別栽培米に認証されています。

農薬の使用が少ないのに雑草もほとんど生えていなくて、

素人目に見てもしっかりと手入れが行き届いているのがわかりました。

 

耕祐さん

 

つや姫は背が低めの品種として知られているのですが近くで見ると意外と背が高く、

耕祐さんの下半身がすっぽりと隠れてしまう高さがあります。

つや姫は10月に入ってから刈り取るとのことでもうまもなくの刈り取りです!

 

4つの品種を栽培するにあたり、種籾や苗が混ざらないようにするのを特に気をつけているとのこと。

耕祐さんは乾燥機・籾摺り機も全て自宅で行っているので、

品種の切り替えの時には一層気を配らなくてはいけないそう。

農家さんが休みを惜しんで細やかな仕事をしてくれるおかげで、

私たちが美味しいお米を味わえているのですね。

今年も美味しい新米を食べられることに感謝し、庄内米を沢山味わいたいですね!

 

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