話題の調味料「塩糀こしょう」
庄内なんでも屋で人気ナンバー1の調味料をご紹介します!
その調味料とは、JA櫛引農工連の「塩糀こしょう」です。
リピーターが多い商品で1人で10個頼む方もいるほど。
糀の働きにより食材に深みが生まれ、普通の塩こしょうとは、ひと味もふた味も違いますよ。
塩糀こしょう
糀ブームの中で2014年に発売された「塩糀こしょう」は発売から現在まで注目され続けているヒット商品です。
塩糀こしょうは粉砕した糀の顆粒と塩、胡椒を混ぜて作られています。
肉や魚の素材の旨味が引き出される万能調味料と口コミが広がり、
健康志向の方だけでなく料理好きの方にも広く使われています。
最近では7月17日の日本農業新聞にも掲載され、全国でも知名度が高くなってきている調味料です。
甘酒や味噌作りに欠かせない栄養価の高い米糀を毎日摂取することは難しいですが、
調味料なら手軽で簡単に食事に取り入れることができます。
糀が出来るまで
山形県産はえぬきを1度に125kg~150kg使用して、米を糀に加工します。
蒸かした米に糀菌を振り、人の手でひと塊にまとめ、むろで寝かせ菌を回します。
ひと塊にすることでまんべんなく菌がまわるのだそう。
ここから塊をほぐし、広げながら全体を冷まします。
さらに糀菌を振り温度を下げながら乾燥させます。
徹底した温度管理と衛生管理の元で乾燥させることで糖度が高まり美味しい糀へと変化していきます。
固くなり糀に変化していく段階で米同士がくっついて固まってしまうので、
塊はスコップのような道具を使って砕いていきます。
段々と細かくなってきた様子が写真でも確認できますね。
手間をかけながら冷まして乾燥させる作業を繰り返し、仕込みを始めてから4日目で糀が完成します。
気温や米の状態に合わせて温度やタイミングを調整するのは人の手をかけているからこそ出来る事。
実際に目で見て、手で触れることで糀を作り上げています。
この糀から作る甘酒も人気。
涼しいほど良い菌が生まれやすいことから、夏場の暑い時期は糀の加工を行わないそうです。
これは自宅で甘酒を作ったりする際にも生かせる知識ですね!
塩糀こしょうになるまで
これが出来上がった糀です。
パラパラになり、白くなっているのが写真でも確認できます。
4日かけて完成した糀を乾燥機で乾かした後、粉砕し粉々にします。
粉砕した糀に胡椒と塩を混ぜて塩糀こしょうにしていきます。
少しでも水分が残るとボトルの中で固まってしまうとのことで、
温度だけでなく湿気や水分にも気を配らないといけないそう。
これらを混ぜる作業は全て人の手によって行われます。
大き目のボウルに入れ手で混ぜているんです。
糀を作る過程から4~6人で加工しているとのことで少人数で作り上げていることに驚きました。
粉砕や乾燥などは機械で行いますが、製造過程では手作業が多いことがとても印象的でした。
塩糀こしょうのおすすめの食べ方を聞いたので皆様にもご紹介します。
櫛引農工連の社員さんから生野菜にオリーブオイルと塩糀こしょうをかけて、
サラダのように食べる食べ方が美味しいよ、と聞いたのでぜひお試しください。
シンプルながら素材の旨味を引き出しつつ塩糀こしょうの良さが生かされる食べ方です。
生野菜にも使えるのでこの食べ方ならドレッシング要らずです。
粉末ハーブをと混ぜたエルプドプロヴァンス塩糀や、
乾燥した生姜の粉末と混ぜたジンジャーペッパー塩糀も展開しています。
素材の味を生かしコクが出るので白身魚や肉を使う料理に使ってみると違いがわかるはずです!
JA櫛引農工連について
鶴岡市櫛引地区に農産物の加工施設として設立。
主に味噌・醤油の加工、漬物の製造を行っています。
あつみかぶや民田茄子のからし漬など地元ならではの漬物が人気で、
特にしなべきゅうりとぜんご漬は知名度が高くお土産に最適です。
来月のブログではこのしなべきゅうりとぜんご漬を紹介するのでそちらもお楽しみに!
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