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しなべきゅうりとぜんご漬け

お客様に愛される人気のお漬物、しなべきゅうりぜんご漬について今回は詳しく紹介します!

実は先月のブログで 話題の調味料「塩糀こしょう」 をご紹介しましたが、

記事内で知名度が高くお土産に最適と紹介させていただいております。

まだご覧になっていない方は、ご覧いただければ嬉しく思います。

 

しなべきゅうり

地元で長く愛されているきゅうりの醤油漬で、常温で保存できる味の良い漬物です。

しおれていることを方言で「しなべている、しなべった」と言い、見た目からこの名前がつきました。

 

きゅうりはあえて塩漬けにしてから使用している為、シワが生まれしなべている見た目なんです。

きゅうりは塩でフタをするように漬け、乳酸発酵させて使用する時に塩から取り出します。

ここで乳酸発酵させていることで、製造から120日という日持ちの良さと常温での保存が可能になっているんです。

 

 

塩漬けにしたきゅうりは塩抜きし、

そこから自社の特製醬油でじっくりと時間をかけて味を付けて行きます。

唐辛子も使用しているので、噛んでいくとほんの少し辛味も感じられてクセになる美味しさです。

 

昭和50年代、多くの農家がきゅうりを栽培していました。

JA櫛引農工連ではこのきゅうりを買い取って漬物を作り、「味きゅうり」として販売を始めました。

きゅうり農家の方々が「自分たちのきゅうりで作った漬物」として自ら売り歩きました。

また、生活協同組合のスーパーでの販売も行い、一般の方にも認知されて行きました。

農家の方々が自らの手で売り歩いた反響は大きく、庄内のみならず山形県内にも広まり、

現在では関東を主に日本全国から注文が来るほどにJA櫛引農工連を代表する商品となりました。

味きゅうりとして販売されましたが、揃いも揃ってほとんどのお客様が、

「しなべったきゅうり(しなびているきゅうり)無いのか?」と買いに来ることから、

昭和56年に「しなべきゅうり」と名前を変え販売されました。

発売当初からは時代や気候の変化もあることから使っているきゅうりが変わってきています。

しかし、作り方や味付けなどは当初のまま現在まで変わらぬ作り方で作られています。

 

おすすめの食べ方

JA櫛引農工連の社員さんおすすめの食べ方をご紹介!

しなべきゅうりを冷蔵庫でしっかりと冷やして、

マヨネーズと七味を付けて食べるとお酒のアテにぴったり!

マヨネーズが塩気をまろやかにしてくれるので食べやすくなります。

男性に好かれる食べ方とのことですが、女性もぜひ試してみてくださいね。

ビールや日本酒、焼酎などどんなお酒にも合うのでこれはお酒もお箸も進みますよ。

 

ぜんご漬

ぜんごとは庄内弁で“田舎”という意味の方言です。

しなべきゅうりよりも後の昭和60年に販売が始まりました。

ぜんご漬ではきゅうり、菊、大根、人参、みょうが、生姜、しその実の7種類の野菜を使用しています。

 

 

しなべきゅうりと違う点は野菜を刻んで漬けている点。

これには深い理由があるんです!

しなべきゅうりの原料となるきゅうり畑を視察した際に、畑にきゅうりが積まれているのを発見しました。

そのきゅうりは姿が曲がっていたり短かったりといわゆる“規格外”と呼ばれるものでした。

この規格外のきゅうりは味も品質も問題ないのですが、見た目だけで出荷が出来なくなってしまいます。

これを廃棄するのはもったいないということでどうにか使えないかと考え、

刻んでしまえば曲がっていてもわからないことから刻み野菜の漬物が商品化されました。

当時人気のあった菊などを混ぜ商品価値を高めるなど工夫を重ねて商品化へこぎつけました。

漬けた後も野菜によって食感が違い色々な食感が楽しめることで、

しなべきゅうりとは一味ちがう味わいでファンをつかんできました。

 

アレンジいろいろ!

おみ漬は漬物としてそのまま食べて美味しいのですが、

白ご飯と相性抜群なのでおにぎりの具に入れても美味しく味わえます。

また、チャーハンに混ぜたり冷奴に乗せたりとアレンジ次第でどんな食べ方も出来る漬物です!

そこでECサイト担当はパスタの具材として使ってみました。

 

 

茹でたパスタにバターと醤油で味付けし、ぜんご漬とチーズを乗せるだけ!

熱で溶けたチーズとバターの風味がぜんご漬と絡み、ほど良い塩気で簡単なのに美味しい。

ぜんご漬けのパリパリ食感が良いアクセント。

梅やしらすと一緒に大根おろしなどと絡めて、和風パスタに入れても絶対美味しいと思います。

若い人の漬物離れが進んでいる今の世の中ですが若い人にこそ、

色々な食べ方で漬物に親しんでもらいたいですね。

 

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