石垣農園の桃畑に行ってきました!
今年もなんでもバザールあっでばには石垣農園の桃が沢山並んでいます!
山形県は桃の生産量で全国5位に入っていて、日本の桃生産の北限地が山形県とも言われています。
8月は石垣農園の桃畑におじゃましました。
桃の収穫
庄内町の中心地から車で約30分、鶴岡市羽黒町の山の中に桃畑があります。
早朝の朝5時には家を出て5時半から収穫が始まります。
石垣さんの畑には約50本ほどの桃の木が生えていて、
あかつき、暁星、早乙女、よし姫の4種類を栽培しています。
桃の木を植えてから今年で33年になるそう!
8月に旬を迎える白桃はお盆頃に収穫のピークを迎えます。
8月の3週目におじゃました時点では3分の2ほどの木の収穫が終わっていて、
今月いっぱいで桃の収穫を終えます。
晴れていると収穫できる量も多く生育も収穫も天気との戦い。
今年は収穫が近づくにつれ気温が高くなり雨が少なかった為、味の良い桃が出来たとのこと。
しかし今年はお盆前に猛暑が続き収穫の盛りの時期と重なった為、
「暑い時は作業も切ない」とお母さんが話してくれました。
取材時にもたまたま隣の田んぼのお父さんが顔を出し、
「もらった桃んめけー(庄内弁で美味しかったの意味)」と生の声を聞けました。
取材時はよし姫の収穫期で木にはほんのりピンクに色づいた実が連なっていました。
桃の収穫は8月ですが、実は1年中手をかけているのです。
実をつける為に冬から剪定作業を行います。
5月の頭から桃の花が咲き始め、そこから摘花を行いだいたい6月上旬までに摘花を終わらせます。
甘くておいしい桃になるように袋をかけずに日光を当てて育てます。
袋をかけないため、鳥や虫も天敵となります。
全ての作業を「桃がなるのが楽しみで作業してる」と嬉しそうに話してくれました。
今年はさくらんぼや梨が雹や霜の被害が多い中ですが、
石垣さんの畑の桃は雹や霜の被害の被害を全く受けずに実をつけ、成長しました。
これには石垣さんも畑の場所が良かったと運の良さに感謝していました。
収穫した桃は畑内にあるハウスで箱詰めを行い出荷します。
石垣農園では木で熟して収穫を行う為、箱詰め作業も軍手をして
桃を傷つけないように細心の注意を払って作業を行います。
桃の大きさも様々で片手では収まらないような大きな桃もありました。
なんでもバザールあっでばにはその日の朝に収穫した桃がお昼前には店頭に並びます。
木で熟している為買ってすぐでも美味しく食べられます。
桃は常温で保存し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと美味しく味わえます。
手を加えることで特産品へ
先月のブログのはらぺこファームの記事内で、
庄内町の企業とのコラボレーション商品を生み出していると紹介しました。
石垣農園で栽培された桃を原料とした桃ジャムも記載しましたが同じ畑にプラムの木もあり、
そこで収穫したプラムもはらぺこファームで加工してプラムソースとして販売しています。
桃ジャムには収穫時にキズや痛みが見つかった実を使用しています。
箱詰めの時に弾きと呼ばれる桃も見せていただきましたが、
皮にほんの少し傷がついていたり少しやわらかい部分があるだけで
皮を剥いてしまえば果肉には問題ないような実ばかりでした。
朝収穫した桃を畑の帰りにはらぺこファームの髙橋さんの玄関先に納品しているので鮮度抜群。
皮に数ミリ傷があるだけでも出荷に適さない商品になってしまいますが、
その果物にはらぺこファームが手を加えることで無駄なく美味しく変化します。
見た目は劣ってしまうかもしれませんが、
木で十分に熟した実なので甘みも抜群でみずみずしさも申し分ありません。
その新鮮な桃を贅沢に使用しこれでもかと果肉感を楽しめる自然なとろみの桃ジャムが完成。
写真でも果肉がごろごろと入っているのが伝わるかと思います。
生で味わうのはもちろんですが1つの食材が加工によってまた違った味わいになり、
時期を問わずに味わえるのも消費者としては嬉しいですよね。
桃の木をバックに石垣農園の皆様の写真を撮らせていただきました。
これから石垣農園では稲刈りが始まります。
石垣農園の特別栽培米の新米発売も10月にスタートします!
ブログの取材を通してひとつの商品に多くの人の愛情がこもっている事が再確認出来ました。
関わっている人の顔が見えると普段から身近にある食べ物もよりいっそう美味しく感じられるような気がします。
生産者の方に話を聞くと皆さんの野菜や果物に対する愛情がひしひしと伝わってきます。
愛情が詰まった商品を多くの方に知っていただき、
生産者とお客様の架け橋となれるようこれからも努力していきます。
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