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21年連続売上日本一!マルハチの若もぎ小茄子シリーズ

4月は庄内町に本社がある株式会社マルハチにお邪魔してきました!

以前山形のだしについても紹介しましたが、

今回はこちらもマルハチを代表する漬物「若もぎ小茄子」について紹介します。

 

若もぎ小茄子

数多くある茄子の漬物の中で「若もぎ小茄子」シリーズは現在21年連続売上日本一に輝いています。

若もぎ小茄子は名前の通り、まだ若いうちに収穫した小茄子を使用しています。

使用している茄子は20種類以上の品種から選ばれた茄子なんです。

あえて成長途中の小茄子を使用することで、

種が少なく柔らかくて弾力のある歯切れの良い皮の食感と、

ぷりっとしていてジューシーで旨味が詰まった実が味わえる美味しい漬物となっています。

クセが無いので、小茄子そのものの甘みを味わえます。

味付けもあっさりとしていてほんのり効いた塩味が小茄子の美味しさを引き立てています。

 

 

小茄子はヘタが切ってあるのでそのままパクっと食べられます。

ヘタ下の白い部分は日の当たらない時間に成長する部分だそうで、

この白い部分と茄子の鮮やかな青色のコントラストがとても綺麗。

何よりも漬け液が透明なので茄子の青色がより鮮やかでみずみずしく感じますよね。

茄子の漬物は皮の青色が漬け液に流れやすく、

若もぎ小茄子の前身となる丸茄子の漬物を販売した際に、

お客様から「液が透明ならもっと美味しく見えるのに」とのお声をいただき、

約30年ほど前に漬け液を透明にすることが出来ないか研究が始まったそう。

実際に漬け液の透明化を実現させるのになんと3年かかったとのこと。

このマルハチ独自の技術は30年経っても他が真似出来る物ではなく、今でも漬物業界に大きな影響を与えています。

 

 

1袋85g(5~7粒)と少し物足りない量なのですが、

この量にもマルハチの“思い”が込められていて、

この1袋は一度で食べきれる量になっているんです。

若もぎ小茄子を含む茄子漬は空気に触れると酸化が進み、

色が悪くなってしまい味も落ちてしまいます。

消費者目線では沢山食べたいと思ってしまうのですが、

この量には美味しく食べてもらいたいというマルハチの思いがこめられているのです。

 

若もぎ小茄子カップ

 

2年前に写真左のカップタイプの商品が登場しました。

こちらは小袋タイプの商品とは別々に製造が行われています。

カップタイプの若もぎ小茄子は白ごはんに合うように、

小袋タイプのものよりもちょっと濃いめの味となっていて、

味を染み込ませるためにじっくりと漬け込んでいるので漬け上がりまでにかかる時間も異なります。

じっくり漬けこむことでアク(苦み)が抜けるのでよりマイルドな味わいが楽しめます。

こちらは賞味期限が製造より20日とより扱いやすくなっています。

上記でも紹介したマルハチの技術に加え、約2年かけて新技術を加えたことで賞味期限の延長が可能になりました。

この賞味期限の長さも、お客様からの「もっと長いと嬉しい」という声があり研究したのだそう。

また、賞味期限が長くなったことで廃棄の削減などSDGsの取り組みにも繋がったとのこと。

 

若もぎ小茄子は通年商品ですが、特に夏に人気の漬物です。

汗をかく季節の塩分補給にぴったりで、

爽やかな見た目なので食卓にも涼しさを運んでくれます。

私自身、小袋タイプとカップタイプの味つけが違うのは今回の取材を通して初めて知ったので驚きでした!

ぜひ小袋タイプとカップタイプの味の違いも食べ比べてみてください。

 

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