石垣農園(庄内町)の野菜栽培に密着!
先月は石垣農園のしいたけ栽培に密着しましたが、
今月は葉野菜を栽培している様子を見学に行きました!
石垣農園では平成元年より農家を始め、現在は9棟のハウスの他に田んぼと、桃畑があります。
ハウス9棟のうち3棟で先月紹介した、
菌床しいたけの栽培を行っています。
先月には沢山収穫していたしいたけですが、
今月中旬に訪れた際には3棟のうち1棟のハウスには、
既に秋に向けて新しい菌床も並んでいました!
3月はアスパラ菜、ブロッコリー、しいたけをメインに、
カリフラワー、小松菜やほうれん草、二十日大根など様々な野菜を栽培・出荷しています。
また、ストックや桃の花、プラムの花など花卉も栽培しています。
4月からは田んぼ仕事も本格的になり、農家にとっては本格的に忙しい季節へと突入します。
今回はアスパラ菜と菜花(アブラナ科の花茎やつぼみ)を栽培しているハウスを見せていただきました。
どちらもは産直「なんでもバザールあっでば」で大人気の野菜です。
まず始めにアスパラ菜のハウスに足を踏み入れました。
アスパラ菜
ハウスの大きさは約100坪。
100坪の大きさにずらっと生えるアスパラ菜は壮観です。
アスパラ菜は昨年9月に種をまき、11月に苗から土に植え替え、12月から収穫を行っているそう。
アスパラ菜の収穫自体がだいたい3月いっぱいまでとのことで、
取材に行った3月中旬にはだいぶ茎が細くなってきた為、
収穫も終わりに近づいてきたとのこと。
小松菜などとは違い、アスパラ菜は節(ふし)が凍ってしまうとダメになってしまうそうで、
冬はアスパラ菜が凍らないようにボイラーでハウスの気温を保っています。
温度管理にも余念がありません。
1株から何回も花が咲き、脇から新しい芽とつぼみが伸びてきます。
写真の右側を取材前日に収穫したから、これから左側を収穫するんだと話してくれました。
苦みが少ないのでシンプルに茹でてマヨネーズだけで食べたり、
バターやベーコンとも相性が良いので洋食で使うのもおすすめだそう♪
つぼみと黄色の小花、
先端の柔らかい茎を食べることができます。
菜花
次に菜花のハウスへ。
一般的に菜花というと菜の花ですが、アブラナ科の花茎、つぼみを総称して「菜花」と呼びます。
菜花のハウスは約80坪の大きさで、菜花は葉が大きく開きながら成長するため、
素人目に見ると無造作に植えられています。
昨年10月末に種をまき、
12月前には苗から土に植え替えたものが3月に収穫を迎えます。
菜花は12月よりも前に土に植えないと花が付かないのだそう!
それぞれに個性があり面白いですね。
見学に伺った3月中旬には収穫までもう一息!という感じで、
「来週には食べ頃になり産直に並ぶよ」
とのことでお彼岸頃に野菜コーナーを探すと、
石垣農園の菜花を見つけることができました。
左が菜花、右がアスパラ菜です。
ハウスに力強く生えていた菜花とアスパラ菜が売場に並んでいるのを見たら、
他の野菜よりもなんだか感慨深く思えました。
菜花はさっと茹でておひたしにすると美味しいですよ。
中心から伸びてくる茎につくつぼみ、花茎を菜花として味わうことができます。
美味しい野菜を育てるのには「堆肥」が欠かせないとのお話を伺いました。
石垣農園では同じく庄内町にある三郷原牧場の堆肥(豚糞堆肥)を、
春と秋の年2回各トラック1台分を畑にまいているそう。
この三郷原牧場の堆肥「サンボクユーキ」についても今後ブログで紹介していこうと思いますのでお楽しみに!
庄内なんでも屋では「庄内の野菜セット」として産直から野菜を出荷しています。
通常は野菜の指定は承っていないのですが、
4月中旬頃までは石垣農園の野菜希望と記入していただければ特別に対応いたします。
ぜひこの機会に真心込めて栽培される石垣農園の野菜を味わってください。
農家というと休みが無く、全ての仕事を自分たちで行わないといけないから大変そう…
と思ってしまうのですが、
石垣さんは
「平成元年から農家をやっていて、一年中仕事があるのがありがたいし、
毎日やることがあって何よりも楽しい」と話してくれました。
桃の剪定の為に山(桃畑)にも行かないといけないし、田んぼも始まるしと笑顔で話していました。
桃について取材した時もそうでしたが石垣さんと話していると、
本当に農業が好きなんだなあというのがひしひしと伝わってきます。
「今度は山さ桃とプラムも見さ来いの(見に来てね)」と言っていただいたので、
今年の夏は2年ぶりに桃畑に行けるのが楽しみです。
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